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営業職×技術職 プロジェクト座談会

ドゥ・ヤマモトのチームワークが生むものづくり

特殊LPホースの開発と製造プロジェクトについて語ります!

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新卒入社

2019年入社

国内営業部/
フィールドセールス2課 課長

Y.I さん

入社して7年目になります。担当営業として顧客対応や社内調整を行っています。特殊LPホースプロジェクトでは、メーカーとの調整や納期管理を担当し、工場と連携しながら高品質な製品を提供できるよう取り組んでいます。「できる」という前向きな姿勢でお客様の課題解決に挑戦しています。

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中途入社

2005年入社

営業本部/営業本部長

K.K さん

入社20年目です。営業本部長として全体の指揮を執りながら、自らも現場に足を運び、社員と一緒に汗を流しています。このLPホースプロジェクトは「うちならできる」と引き受けた特別案件で、ユーザーのJR東日本さんとの信頼関係構築と社内の技術力向上に貢献しています。若手の成長を見守りながら、チーム全体の力を引き出すことを大切にしています。

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中途入社

1997年入社

製造部 製造課/東京工場長

K.T さん

入社28年目のベテランです。工場での製造工程管理を担当し、特殊案件の技術的な課題解決に取り組んでいます。このプロジェクトでは30メートルの特殊ホースの加工や保護材の取り付けなど、高度な技術を要する工程を指揮。土曜日の特別作業日には全員と一緒に作業し、品質と納期を両立させるための工夫を重ねています。

背景画像

Project

プロジェクト概要

JR東日本様向け特殊LPホース製造プロジェクト

電車のポイント切り替え部分の積雪を溶かすためのガスホースを年1回製作しています。顧客からの専門的対応のご相談を受け、3年前から継続受注。営業と工場の連携により、高品質な製品を安定して納品する体制を確立しました。4名体制で対応し、当社の技術力とチームワークを活かした代表的なプロジェクトです。

課題

大型ホース加工の現場課題

最大30メートルのホースに保護材を被せる作業には60メートル以上の直線距離が必要で、工場内では対応不可。
もっとも重いもので約30kgの重量物を複数人で取り扱う必要があり、屋外作業のため天候にも左右される。
通常業務と並行しての特殊案件対応となるため、人員配置とスケジュール管理も課題。調達から製造、梱包までの工程を効率的に管理し、高品質製品を納期通りに提供するための部門を横断した協力体制の構築が不可欠だった。

対応策

営業と工場の垣根を越えた協力体制で業務改善

屋外を活用して作業スペースを確保。押す役と引く役の役割分担により効率化を図る。
天候リスクへの対応として余裕あるスケジュール管理を実施し、土曜日を活用した集中作業日を設定し、通常業務との分離を行う。
営業と工場の垣根を越えた協力体制により、各部署の専門性を活かした役割分担と相互フォローを実現。結果、お客様から高評価を獲得し、顧客の業務効率化に貢献した。

Crosstalk

クロストーク

01プロジェクトの概要について

インタビューの様子

まず、プロジェクトの概要について教えていただけますか?

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K.K さん

電車のポイント切り替え部分の積雪を溶かすためのガスホースを製作するプロジェクトです。年に1回、雪を溶かすためのホースを製作しています。雪を溶かす理由は、線路に雪が積もると電車のポイント切り替えができなくなるからなんです。このガスを流すホースを使って、ポイントに溜まった雪を凍らないようにして、電車がちゃんと動くようにします。

それから、納入先はJR東日本様ですね。もともとはJR東日本様でも同様の作業をされていたのですが、より専門的に対応できないかというご相談をいただき、「弊社で対応できます」という形でお引き受けしました。当初の予想より難易度が高いプロジェクトでしたが、工場のスタッフと営業、その他関係者の知恵や工夫で、今では毎年寒くなってくるとご注文いただき、安定して製作・納品できるようになっています。

このプロジェクトは3年前くらいから始まって、メンバーとしては基本的にはここにいる3名と、あとは生産管理の担当も入れて4名くらいで進めています。

02プロジェクトの課題と対応

インタビューの様子

特に苦戦した課題や、それにどう対応したかを教えてください。

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K.T さん

長さが課題だよね。

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Y.I さん

そうなんです。ホースはサイズが2種類あって、長さもいろいろです。短いものもあれば長いものもあります。ゴムホースの上に保護材を通してコーティングするのですが、その作業が大変で。

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K.T さん

まっすぐにしないと入らないんだよね。30メートルのホースがあって、それを挿入する保護材も30メートルなので、計60メートルの直線が必要になる。だから、屋外も活用するしかないという感じになったんだよね。(笑)

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Y.I さん

そうなんです。工場の中だと長さが取れなくて。屋外も利用し、紐をくくりつけて、片側から押す人、反対側から引っ張る人と分かれて作業します。

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K.K さん

かなり重量もあるんですよ。入れた状態だと30キロくらいになりますからね。

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Y.I さん

作業期間も一日で終わるような量ではなくて、だいたい一か月くらいかかります。ホースを通す作業と、その後に金具をホースにくっつけて、JR東日本様が機械に取り付けられるような仕様にするところまで含めて、ですね。

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K.K さん

あと、最後に長いホースを丸めるんですよ。出荷のために梱包する感じで。30メートルのトグロを巻くのが大変です。

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Y.I さん

丸める作業は普段やっている人間でないと、スピードや正確さで苦労しますよね。

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K.K さん

それに普段はないので休日出勤するということも大変でしたよ(笑)

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K.T さん

そうだね。普段の業務がある中で、この期間だけはホース製造の業務が加わるから、時間を確保するためにこの時だけは週一で休日出勤という感じになるんだよね。

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K.K さん

でも、工場と営業と、手伝える人たちが集まってくれましたね。工場に「あとはよろしく」ではなくて、仕事を取ってきた側も一緒になってやるようにしていました。

03スケジュール管理と工夫

インタビューの様子

スケジュール管理で工夫されていることはありますか?

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Y.I さん

ホースはうちではなく、メーカーさんの方で用意をしてもらうんですが、その本数や納期の調整が大変なんです。作業に取りかかる前の準備も結構大変でした。

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K.T さん

それが遅れてしまうと後続の作業も遅れるからね。

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Y.I さん

そうなんです。最終的な納期が決まっているので、余裕を持たせるように工夫しています。あと、作業は屋外でやるときもあるので、雨が降るとできないんですよ。

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K.T さん

普段は確認しませんがこの時だけは天候も予測しながらスケジュール管理するのが大変でした。

04プロジェクトの評価とフィードバック

インタビューの様子

このプロジェクトが終わった後に、会社やJR東日本様からどんな評価やフィードバックがありましたか?

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K.K さん

JR東日本様は、専門家が作るとこんなに上手く仕上がるのかとかなり驚いてましたね。

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Y.I さん

もともとはJR東日本様の方でこの作業を全部やっていたんです。私たちが専門的に引き受けることで、本来の重要業務により多くのリソースを振り向けられるようになったと喜んでいただいています。専門性を活かした分業ができるようになって、お互いにとって良い形になったと思います。

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K.T さん

こういう継続的な案件があって、そういった仕事を取れたことは評価されていると思います。

05部署間の連携とチームワーク

インタビューの様子

部署間の連携で大切にしていることはありますか?

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Y.I さん

工場の力を借りないと、正直成り立たない仕事なんです。金額や納期の調整は私たち営業サイドでなんとかなると思いますが、作業的な部分は私たちだけだとちょっと力不足になってしまいます。

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K.T さん

でもこういう案件を通じて、若い人が自分が担当だという感じで、メーカーと連携したり、工場と連携したりして成長するんだよね。営業案件として最初から最後まで管理できるようになるのは、すごい大きな成長材料になる。それがなければ昇進もしなかったかもしれないよ。(笑)

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Y.I さん

確かに一人だけではできない案件なので、個々の得意なところを各方面に任せながら、自分も手伝いながら進めていくという経験は貴重ですね。

06ドゥヤマモトのものづくりの魅力

インタビューの様子

最後に、ドゥヤマモトのものづくりの魅力について教えてください。

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K.K さん

よく私は怒られるんですが、「できます」と言ってしまうんです。やればできるんですが、「誰だよ、こんな仕事を取ってきたの!」と工場メンバーには思われているかもしれません(笑)

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K.T さん

毎回そうですよね。(笑)
でも結果としては、お客さんも喜んでくれるし、普通なら他社ではできないようなことでも、工場と連携して知恵を出し合って形にするというところが、うちの魅力だと思います。多分、この仕事も日本でやりますという会社はなかなかないと思います。

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K.K さん

確かに難易度の高い案件ですからね。
多くの企業では「対応が難しい」と断られることも多いと思いますが、「できない」からではなく「どうやったらできるか」という前向きな姿勢で取り組むところが、弊社の強みだと思います。

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Y.I さん

今週も新たな引き合いがあって、見積もりの段階ですが連絡をいただきました。また新たなチャレンジが始まります。

ドゥ・ヤマモトでは、個人の裁量が大きく、自ら考えて業務を進めることができる環境が整っています。
会社のために主体的に行動し、責任を持って取り組むことで、自身の成長と会社の発展の両方に貢献できます。